※この記事には船員コミュニティの口コミをもとに構成した部分があります。投稿者の主観であり、すべての職場に当てはまるものではありません。
この記事はこんな方におすすめ
- 「3級海技士(機関)の筆記試験、何から手をつけていいかわからない」
- 「三級機と三級内、回答する問題の違いを整理したい」
- 「乗船しながら限られた時間で効率よく合格したい」
- 「次の定期試験で何が出るか、目星をつけたい」
4級でも内航海運の多くの仕事に対応できます。ただし、近海区域・大型船・フェリー・RORO船・特殊船へと選択肢の幅が一段広がるのは3級から。将来的にキャリアの天井を上げたい人にとって、3級はその扉を開く免状です。
受験前に確認|過去問・合格基準・試験日程
この先は、過去問14回分の傾向から「何を優先して覚えるか」を絞るための内容です。勉強を始める前に、以下の3点を先に押さえておいてください。
受験前に確認すべき3つ
国土交通省が筆記試験の翌月上旬を目安に過去問を公開しています。この記事の分析と照らし合わせながら解くと効率が上がります。
→ 国土交通省|海技試験の過去問
② 定期試験の日程表
海技試験は年4回(2月・4月・7月・10月)実施されます。申請期限は試験開始の35日前〜15日前(2月期は40日前〜)です。受験予定の地方運輸局のサイトで最新の日程を確認してください。
③ 合格基準と科目合格ルール
下記の通り、全科目受験か科目免除ありかで基準が変わります。
合格基準の仕組み



















筆記試験の合格基準
各科目の得点がそれぞれ配点の50%以上、かつ全科目の得点合計が65%以上で合格
科目免除ありの場合
受験した各科目がそれぞれ65%以上で合格
科目合格制度
不合格でも65%に達した科目は「科目合格」になり、3年間有効。次回以降その科目は免除できます。
つまり、全科目まとめて受ける場合は「苦手科目を50%でギリギリ超えて、得意科目で稼いで合計65%に持っていく」という戦略が可能です。一方、科目免除で受ける場合は各科目65%が必要なので、苦手科目を残すと逆に厳しくなります。
この記事の頻出テーマを押さえておけば、どちらのルートでも合格ラインに乗せやすくなります。
全科目受験なら、すべてを完璧にする必要はありません。苦手分野を無理に深掘りするより、Aランクの頻出テーマを確実に得点源にしたほうが効率的です。たとえばキ1なら、複合サイクルp-V線図・過給機・ボイラ構造・ボイラ水管理・プロペラ穴埋めを先に仕上げるだけでも、空欄をかなり減らせます。「全部やる」より「頻出を落とさない」が3級の基本戦略です。
3級海技士(機関)筆記試験の全体像



















試験科目と配点は以下の通りです。
3級海技士(機関)筆記試験の科目構成
キ2(機関2):3時間。4問×100点=400点
キ3(機関3):1時間30分。2問×100点=200点
シ(執務一般):1時間30分。2問×100点=200点
4級との大きな違いは、キ1の試験時間が3時間に延び、キ2が4問に増えていること。その分だけ求められる記述量と知識の深さが増します。





この記事では、直近14回分の過去問(R5年4月期〜R8年7月期)を全問分析し、科目別の頻出テーマと効率的な勉強法をまとめました。
3級は4級と比べて出題バリエーションが広がりますが、14回分を並べるとローテーションパターンがはっきり見えてきます。「何が繰り返し出ているか」を把握してから過去問に取り組むのが圧倒的に効率がいいです。
記述式答案で点を取る"型"



















3級の筆記試験は加点法で採点されます。知っている内容はできるだけ多く、かつ筋道立てて書くことが重要です。以下の型を覚えておけば、答案の骨格が崩れにくくなります。
答案の型|テーマ別の書き方
→ 原因 → 起こる現象 → 異常時の処置 → 予防策の順で書く
構造説明(ボイラ内設置物・船尾管・弁等)
→ 名称 → どこにあるか → 何の役目か → なぜその構造かの順で書く
線図・図の問題(p-V線図・p-h線図・T-s線図等)
→ いきなり説明文を書かない。各点の意味と定義を先に固めてから、各過程を説明する
比較・判定系(衝動vs反動・キー付きvsキーレス等)
→ 共通点 → 違い → それぞれの利点欠点の順で書く
1テーマにつき、まずは3〜4文で完結できるように練習してください。書きすぎて時間が足りなくなるより、要点を押さえて短く書いたほうが全体の得点は伸びます。
点を落とす書き方と点が入る書き方
同じ知識でも、書き方によって得点は大きく変わります。クランク室爆発を例に比較します。
「潤滑油が原因で爆発する。危険なので止める。防爆弁がある。」
→ 知識自体は間違っていないが、順番がバラバラで因果関係が見えない。加点法では点が拾いにくい。
「クランク室内で潤滑油がミスト化し、過熱部に触れて着火すると爆発が起こる(原因)。異常はオイルミスト検出器(OMD)で検知する(現象の把握)。異常を認めた場合は急な操作を避けて負荷を下げ、必要に応じて停止する(処置)。予防として、過熱原因の除去、防爆弁の整備、潤滑管理を行う(予防)。」
→ 原因→現象→処置→予防の型に沿って書いているので、採点者が各項目に加点しやすい。
型を意識するだけで同じ知識量でも得点が変わります。答案練習では「型通りの順番で書けているか」を毎回チェックしてください。
三級機と三級内の違い|回答する問題が違う



















三級機(三級海技士(機関))は蒸気タービン船を含むすべての船舶に対応する免状、三級内(内燃機関三級海技士(機関))はディーゼル機関の船舶に限定した免状です。
キ1の回答問題の違い:
三級機:問1, 2, 3, 4, 6 の5問を回答
三級内:問2, 3, 5, 6 の4問を回答
問2・問3・問6は共通。違いは以下の通りです。
三級機のみ:問1(蒸気タービン+ガスタービン)、問4(船用2胴D形水管主ボイラ)
三級内のみ:問5(補助ボイラ)
内航船のほとんどがディーゼル機関なので、内航ディーゼル船中心で考えるなら多くの場合は三級内で足ります。将来タービン船や外航・特殊船を視野に入れるなら、三級機を検討する価値があります。
三級内は4問なので、1問あたりの配点比重が大きい点に注意してください。





キ1(機関1)の頻出テーマと勉強法
キ1は3級の筆記試験の核になる科目です。ディーゼル機関の構造・性能・運転管理、ボイラ、プロペラと幅広い範囲から出題されます。
問1㈠(三級機のみ):蒸気タービン
14回分の分析で見えたパターンは以下の通りです。
タービン3種類の説明(再熱・背圧・再生)が3回でこの枠の最頻出、カーチスタービンのノズル翼列配置+圧力速度変化の略図が2回、過熱蒸気使用の利点が2回、熱勘定図が2回出ています。
このほか、衝動タービンvs反動タービンの判定、速度線図の記号、後進タービンなど1回ずつのテーマもあります。
タービン3種類の説明とカーチスタービンの略図は必ず書けるようにしておいてください。
問1㈡(三級機のみ):蒸気タービン副問
副問はバラつきが大きいですが、ロータの危険速度が2回、動翼(シュラウドの役目+衝動反動タービンの断面形状)が2回、聴音棒による試運転が2回、スピニングによる暖機切替が2回出ています。
ロータの危険速度は「固有振動数と回転数が一致して共振が起こる速度」という定義と、共振によるロータの損傷をセットで暗記しましょう。
問1㈢(三級機のみ):ガスタービン
最頻出はGT用語3つの説明(3回)です。過去に出た用語は、ハングスタート、フレームアウト、ホットセクション、ホットスタート、ウエットモータリング、コールドセクション、ウエットスタート、ドライモータリング、モジュール構造です。
次いで、GT特長穴埋め(燃料・排ガス・潤滑油消費量)が2回、GT作動流体(圧力/温度/速度の最高箇所+出力の2/3と1/3の消費先)が2回、GT付属装置が2回、GT始動+入口ガス温度一定運転が2回です。
GT用語は3つセットで聞かれるので、上記の用語をすべて説明できるようにしておけば安心です。
問2(共通):ディーゼル機関の性能・構造



















複合サイクルのp-V線図は、教科書や過去問PDFで必ず確認してください。この図の各点の位置関係と、圧縮比・締切比・最高圧力比の定義を答えられれば得点できます。
問2㈡では、クランク室爆発(原因・警報装置・処置・構造)が2回、タイロッド(利点欠点・ねじ種類・曲げ応力防止)が2回、排気弁(プローテータ・すり合わせ・ステライト)が2回出ています。
クランク室爆発は必ず出る定番テーマです。爆発の原因(潤滑油のミスト化→引火)、オイルミスト検出器(OMD)による警報、異常過熱時の処置(負荷軽減→徐々に停止)、防爆弁の構造をセットで暗記してください。
問3(共通):DE構造詳細・調整・過給機
問3㈠ではシリンダライナの抜出し要領+冷却水側検査事項が2回、クランク軸(真円度・偏摩耗・釣合いおもり)が2回出ています。
問3㈡で最も頻出なのは排気タービン過給機(4回)です。遠心圧縮機のサージング現象、給気圧が標準値より高い場合の原因、軸流式タービンの固形物洗浄vs水洗浄の利点など、過給機関連は幅広く出題されます。
過給機は3級のキ1で最も差がつくテーマなので、重点的に勉強してください。
問4(三級機のみ):船用2胴D形水管主ボイラ
問4㈠はボイラ構造(ドラム内設置物・管径・取付方法)が14回中8回と、全科目を通じて最も高い出題頻度です。蒸気ドラム内の設置物(気水分離器・沈降管・化学注入管など)、水ドラム内の設置物、過熱器管寄せの仕切板の理由、水冷壁管寄せのハンドホールの理由を必ず暗記してください。
問4㈡はボイラ水・水処理・清浄剤に関する出題が14回中7回で超頻出です。硬度に制限値を設ける理由、一時硬度と永久硬度の違い、シリカの害(タービン翼への付着)、pHの管理理由(腐食防止)、リン酸三ナトリウムとヒドラジンの効用をセットで覚えておけば半分以上の回で得点できます。
問5(三級内のみ):補助ボイラ



















問5㈠ではほかにも、DE船の補助ボイラ+排ガスエコノマイザ系統(2回)、マンホールの構造(2回)が出ています。
問5㈡では吹出し(水面/底部吹出しの時期と弁・内管の取付図)が2回、振動燃焼(脈動燃焼)が2回、内部掃除(スケール除去)が2回出ています。吹出し弁と内管の取付は略図を描いて説明する問題なので、実際に手を動かして図を描く練習をしておいてください。
問6(共通):プロペラ・船尾管・軸系
問6㈠はプロペラ穴埋め(キー付き/キーレスプロペラ+ピッチ比)が14回中3回で最頻出です。「キー付きプロペラは変動トルクによる(ア)力でキー溝部にクラック発生の危険→キーレスプロペラにすると(イ)部の円周方向に発生するクラックも回避」という穴埋めのパターンを丸暗記してください。
このほか、羽根断面形状の図が2回、キャビテーションが2回、入渠時の検査事項が2回、可変ピッチプロペラの利点欠点が2回、プロペラの正誤2つが2回出ています。
問6㈡は油潤滑式船尾管(海水式との比較、重力タンク位置基準、スリーブ不要理由)が2回、中間軸受(DE主軸受との相違点、注油方法、潤滑油漏れ防止)が2回、軸系の継手ボルト・給油方式が2回、軸心検査(浮心法)・スラスト調整・電食防止が2回出ています。
キ2(機関2)の頻出テーマと勉強法
キ2は3級から4問構成に増えます。ポンプ・冷凍装置・電気・制御・甲板機械と範囲が広いですが、同一問題がそのまま2〜4回繰り返されるパターンが強いのが特徴です。
問1:ポンプ・冷凍装置・遠心油清浄機
問1㈠(ポンプ)では往復ポンプ(送出し量が理論値より少ない理由+弁の特徴)が3回、軸流ポンプ(水流方向・揚程・始動時弁状態)が2回出ています。うず巻ポンプ系は設問を変えながら毎回のように顔を出します。
問1㈡ではガス圧縮式冷凍装置のp-h線図(機器名・冷媒状態・同一温度の2点/線種の語群選択)が4回、遠心油清浄機(分離板形)が4回で並んで最頻出です。p-h線図の読み方を一度しっかり理解しておけば、繰り返し得点源にできます。
p-h線図は教科書や過去問PDFで確認してください。A〜D各点の冷媒の状態と、各過程に対応する機器名が穴埋めで出題されます。
問2:電気
問2㈠(電気計算)では、端子電圧450V・負荷電流10A・消費電力3.6kWの単相交流負荷からインピーダンス・抵抗・リアクタンス・力率を求める問題が2回出ています。また、インダクタンスLが正弦波交流電源に接続された場合の瞬時値変化図+ベクトル図が2回出ています。
問2㈡では三相誘導電動機が14回中7回と、キ2で最も安定して出ています。なかでも1相断線問題(運転継続理由・始動しない理由・単相運転の不具合)が3回、同期発電機の並行運転(手動操作による同期投入及び負荷分担手順)が2回です。
三相誘導電動機の1相断線は問2㈡で最も出題頻度が高いテーマなので、必ず書けるようにしておいてください。
問3:半導体・計測・自動制御
問3㈠では回路計(テスタ)の抵抗測定手順が3回で最頻出です。同期発電機のアースランプ(接地灯)の接続図+明るさ変化の理由が2回、電力変換装置の穴埋めが3回出ています。半導体関連(トランジスタ、LED、ダイオード)は出題形式が毎回変わりますが、基本的なPN接合の原理を理解しておけば対応できます。
問3㈡(自動制御)では自動制御用語4つの説明が3回、フィードバック制御の穴埋めが1回出ています。自動制御の基本用語(シーケンス制御・制御偏差・ステップ応答・プログラム制御・オンオフ動作・比例動作・積分動作・ハンティング)はすべて説明できるようにしておきましょう。
問4:工具・弁・甲板機械・操舵装置
問4㈠では工具4種の使用場面(ギヤプーラ・インサイドマイクロメータ・トースカン・トルクレンチ/アイボルト・パッキンスクリュー・ブリッジゲージ等)が3回、配管系統の図記号が3回、各弁の名称の由来(仕切弁・ボール弁・玉形弁・アングル弁)が2回出ています。
問4㈡では電動油圧操舵装置(バイパス弁・安全弁・操縦棒の制御)が4回で最頻出です。甲板機械(バウスラスタ+フィンスタビライザ)が2回、サイドスラスタが2回、ブルドン管圧力計(誤差原因・振れを小さくする方法・他の検出部)が2回出ています。
キ3(機関3)の頻出テーマと勉強法
問1:燃料油・潤滑油・材料・力学
問1㈠(燃料油・潤滑油)は出題テーマが非常に多岐にわたりますが、燃料重油に該当する処置(水分多い・夾雑物多い・硫黄分多い)が2回、グリース(EPグリース・万能グリース)が2回出ています。潤滑油では粘度・粘度指数・油性・アルカリ価・スポットテストなどが満遍なく出題されます。
問1㈡(力学・材料)では用語説明(2語セット)が5回で最頻出です。過去に出た組み合わせは、モーメントと運動量(2回)、せん断応力と偶力、熱伝導率とポアソン数、偶力とトルクです。次いで摩擦に関する穴埋めが2回。鋼の熱処理(焼入れ・焼なまし・焼もどし)、鋳鉄の性質、熱応力なども各1回出題されています。
問2:機械製図・計算問題
問2㈠(機械製図)ではねじの製図(「めねじ」の図示2回+ねじの略図穴埋め1回)が計3回で最頻出です。ねじの種類・呼び径・寸法の読み方を練習しておいてください。
問2㈡(計算問題)は毎回テーマが変わりますが、以下の公式を暗記しておけば対応できます。
正味熱効率:η = 出力 ÷(燃料消費量 × 発熱量)
ボイラ効率:η = 蒸気量 ×(蒸気エンタルピー − 給水エンタルピー)÷(燃料消費量 × 発熱量)
応力:σ = P / A
安全係数:S = 極限強さ ÷ 許容応力
燃料消費量と船速の関係:一定航程の場合、消費量は速度の2乗に比例
線膨張:ΔL = L₀ × α × ΔT
ベルト伝動力:P =(T₁ − T₂)× v
密度比(理想気体・定圧):ρ₁ / ρ₂ = T₂ / T₁(絶対温度)
計算が苦手な人は正味熱効率・ボイラ効率・応力+安全係数の3パターンを最優先にしてください。燃料消費量と船速の関係もよく出ます。ただしR8/7では「各1回程度だから後回しでいい」と考えていた線膨張が出題されました。優先順位はつけつつ、最終的には8公式すべてを一周しておくのが安全です。
公式だけ見てもピンとこない人のために、実際の過去問から2問だけ解いてみます。
【例題1】正味熱効率(R5/4出題)
▼ 解き方
使う公式:η = 出力 ÷(燃料消費量 × 発熱量)
300kg/h × 42,000 kJ/kg = 12,600,000 kJ/h
Step2 出力の単位を揃える(kW → kJ/h)
1,250 kW × 3,600秒 = 4,500,000 kJ/h
Step3 割る
η = 4,500,000 ÷ 12,600,000 = 0.357(約35.7%)
💡 ポイント:kW(=kJ/s)をkJ/hに変換するために×3600を掛ける。これを忘れると単位が合わずに不正解になります。
【例題2】応力+安全係数(R6/7出題)
▼ 解き方
使う公式:σ = P / A、A = πd²/4、安全係数 S = 極限強さ ÷ 許容応力
920 MPa ÷ 5 = 184 MPa
Step2 必要な断面積を出す
A = P ÷ σ = 26,000 N ÷ 184 N/mm² = 141.3 mm²
Step3 直径を出す
d² = 4A ÷ π = 4 × 141.3 ÷ 3.14 = 179.9
d = √179.9 = 約13.4 mm
💡 ポイント:「安全係数で割る→断面積を出す→直径を出す」の3ステップ。ボルト径の問題はこの流れで毎回解けます。MPa=N/mm²なので、kNをNに直せば単位がそのまま揃います。
シ(執務一般)の頻出テーマと勉強法
問1:当直・法規・燃料油管理
問1㈠(当直・法規)では機関部当直交代時の確認事項(航行中2回+停泊中1回=計3回)が最頻出です。DE主機損傷事故の処置が2回、寒冷地停泊中の当直注意事項が2回、機関長への報告事項が2回、ERM(エンジンルームリソースマネジメント)が2回と続きます。
問1㈡では潤滑油の積込み及び船内貯蔵が2回出ています。
問2:応急工作・安全・環境
問2㈠(応急工作)では機関室の浸水対応が3回、ガス切断の作業要領が2回、アーク溶接が2回、油水分離器の取扱いが2回出ています。
問2㈡(安全・環境)では高所作業の災害防止注意事項が2回、排出型汚水処理装置の穴埋めが2回、回転工作機械の災害防止が2回、機関備品の取扱いが2回出ています。
シは記述問題の中でも「自分の言葉で書きやすい」科目なので、テーマ別にキーポイントを3〜5個ずつ箇条書きで暗記しておけば本番で対応できます。
前回予想の的中レビュー【R8年7月期】



















◆ 配点ベースの的中率:約24%(完全的中ベース)
R8/7向けに立てた予想30枠のうち、完全的中が8枠、半ば的中が7枠、外れが15枠でした。配点に換算すると以下の通りです。
的中率(完全的中ベース)
三級内:完全的中 約333点 / 1,200点満点 = 約28%
半ば的中(テーマの方向は合っていたが設問が違う)を含めると、三級機で約半分の枠に触れていた計算になります。
◆ 的中・外れの全リスト
判定は 🟢完全的中/🟡半ば的中/🔴外れ の3段階です。
| 箇所 | 記事の予想 | 実出題(R8/7) | 判定 |
|---|---|---|---|
| キ1問1㈠ | カーチスタービン/タービン3種類/過熱蒸気利点 | タービン3種類(再熱・背圧・再生) | 🟢 |
| キ1問1㈡ | ロータ危険速度/動翼シュラウド | スピニングによる暖機への切替要領 | 🔴 |
| キ1問1㈢ | GT用語3つ/GT特長穴埋め/ブレイトンT-s線図 | GT始動+入口ガス温度一定運転時の出力変化 | 🔴 |
| キ1問2㈠ | 複合サイクルp-V/ディーゼルノック/過給DE弁重なり | 性能曲線+出力率+手引き線図(過去3問の合成) | 🟡 |
| キ1問2㈡ | クランク室爆発/タイロッド/排気弁プローテータ | 四サイクルDEシリンダ図(A〜D+ライナ摩耗) | 🔴 |
| キ1問3㈠ | 連接棒/空気管制弁式始動弁/燃料制御機構 | ピストンリング(リングフラッタ・サイドクリアランス) | 🔴 |
| キ1問3㈡ | 排気タービン過給機(最有力として指定)/ボッシュ式噴射ポンプ | 遠心圧縮機のサージング | 🟢 |
| キ1問4㈠ | ボイラ燃焼装置/安全弁/再生サイクル給水加熱 | 水管の取付方法・管ピッチ・管径順(ボイラ構造) | 🔴 |
| キ1問4㈡ | ボイラ水管理/清浄剤/スートファイヤ/エアレジスタ | キャリオーバ(14回中初出) | 🔴 |
| キ1問5㈠ | 自動燃焼制御/マンホールドア開放+ドレン抜き/排ガスエコノマイザ | マンホールドア開放の注意+安全弁ドレン抜き装置 | 🟢 |
| キ1問5㈡ | 吹出し/振動燃焼/プライミング | 酸消費量(アルカリ度) | 🔴 |
| キ1問6㈠ | プロペラ穴埋め/羽根断面形状/キャビテーション | プロペラの正誤2つ(ボス比・脱亜鉛ほか) | 🔴 |
| キ1問6㈡ | 油潤滑式船尾管/中間軸受/軸心検査 | 海水潤滑式船尾管の支面材穴埋め | 🟡 |
| キ2問1㈠ | 往復ポンプ/うず巻ポンプ/軸流ポンプ | うず巻ポンプ(ランタンリング・軸方向スラスト) | 🟢 |
| キ2問1㈡ | 冷凍p-h線図(最有力として指定)/冷媒量不足 | 冷凍サイクルp-h線図の線種選択 | 🟢 |
| キ2問2㈠ | 単相交流電力計算/インダクタンスL/電力変換装置 | 電気機器の語群選択(抵抗・コイル・コンデンサ) | 🔴 |
| キ2問2㈡ | 三相誘導電動機の1相断線/同期発電機並行運転 | 三相誘導電動機のすべり(計算式) | 🟡 |
| キ2問3㈠ | 回路計テスタ/アースランプ/半導体 | 電力変換装置穴埋め(問2㈠側で予想していたテーマ) | 🟡 |
| キ2問3㈡ | フィードバック制御穴埋め/ブルドン管圧力計 | 自動制御用語4つ(シーケンス制御ほか) | 🟡 |
| キ2問4㈠ | 弁の名称由来/油圧装置の弁 | 機関室の配管装置(危急用ビルジ吸引管) | 🔴 |
| キ2問4㈡ | 甲板機械/サイドスラスタ/工具4種 | 油圧ウインチ(14回中初出) | 🔴 |
| キ3問1㈠ | 燃料重油の処置/グリース/セタン価 | グリース(EPグリース・万能グリース) | 🟢 |
| キ3問1㈡ | 摩擦穴埋め/せん断応力と偶力/用語(モーメント・運動量) | 用語説明(偶力・トルク) | 🟡 |
| キ3問1㈢ | 熱応力/エントロピー/別の用語説明 | 焼入れの冷却速度が大き過ぎる場合の害 | 🔴 |
| キ3問2㈠ | ねじの製図/歯車 | 直方体の第三角法投影(初出) | 🟡 |
| キ3問2㈡ | 正味熱効率/ボイラ効率/船速と燃料消費 | 鋼円柱の体積増加(線膨張) | 🔴 |
| シ問1㈠ | 当直交代/入渠中/ERM/寒冷地停泊 | ERM(管理対象リソース・要件) | 🟢 |
| シ問1㈡ | 潤滑油積込み/機関日誌/燃料油移送/油水分離器 | ガス切断が容易にできる金属材料の条件 | 🔴 |
| シ問2㈠ | ガス切断10mm/アーク溶接/チューブエキスパンダ | 船内の焼却炉(初出) | 🔴 |
| シ問2㈡ | 高所作業/酸欠/回転工作機械/玉掛け | 回転工作機械を用いる作業の災害防止 | 🟢 |
◆ なぜ外したのか
外れ15枠の原因を分解すると、大きく3つに整理できました。
外した3つの原因
キャリオーバ、リングフラッタ、油圧ウインチ、船内の焼却炉、直方体の第三角法投影など、14回分の過去問に前例がないテーマが7〜8問入りました。過去問ベースの予想では原理的に当てられない枠です。
原因② 「直近2回で出たテーマは出ない」が2回連続で崩れた
キ1問4㈠は、R8/4で胴板・降水管・水冷壁、R8/7で水管取付け・ピッチ・管径順と、2回連続でボイラ構造が出題されました。設問のバリエーションを変えて同じ分野を続けるパターンがあります。
原因③ 過去の別設問が1問に合成された
キ1問2㈠は、過去3回分の設問を1問にまとめた形でした。「どのテーマが出るか」を単品で当てにいく予想とは相性が悪い出題形式です。
合成された設問の内訳
| R8/7の設問 | 合成元 |
|---|---|
| キ1問2㈠(1) 性能曲線に示される事項 | R6/10 キ1問2㈠ |
| キ1問2㈠(2) 出力率は何と何の積か | R7/7 キ1問2㈠(出力率の穴埋め) |
| キ1問2㈠(3) 正常燃焼とノック時の手引き線図 | R7/2 キ1問2㈠(ディーゼルノック) |
| キ3問1㈡(1) 偶力 | R6/4 キ3問1㈡(せん断応力と偶力) |
| キ3問1㈡(2) トルク | R5/10 キ3問2㈠(トルクとは何か) |
◆ もうひとつの発見:大問をまたぐテーマ移動
R8/4で確認された「テーマが別の大問に移る」現象は、R8/7でも起きていました。
| テーマ | 従来の出題位置 | R8/7の出題位置 |
|---|---|---|
| ガス切断が容易にできる金属材料の条件 | シ問2㈠(R7/7) | シ問1㈡ |
| トルクの用語説明 | キ3問2㈠(R5/10) | キ3問1㈡ |
| シリンダライナ | キ1問3㈠(R5/4) | キ1問2㈡(R8/4時点で移動) |





◆ 改訂した予想ロジック
R8/4・R8/7の2回のレビューを踏まえて、予想の組み立て方を次のように改めました。
R8/10予想から適用するロジック
- 直近2回(R8/4・R8/7)を除外し、残り12回を「何回空いたか」で並べる
- ただし「直近2回で出たテーマは出ない」は目安にとどめる。ボイラ構造のように、設問を変えて連続出題される分野がある
- 3級は毎回7〜8問が前例のない新規テーマになり得る。予想で拾えるのは多くても7割と割り切る
- 過去の別設問が1問に合成されるパターンを想定する。テーマ単位ではなく「そのテーマで聞かれ得る論点」をまとめて押さえる
- テーマは大問をまたいで移動する。小問番号ではなく科目単位で覚える
- 計算問題は頻度上位からではなく8公式すべてを一周する。R8/7は後回し扱いにしていた線膨張が出題された
- 予想に寄せすぎず、Aランクの最低セットを先に仕上げてから予想テーマを足す
次回試験の出題予想【R8年10月期】
予想の前提
キ1の出題予想(R8/10向け)
問1㈠(蒸気タービン・三級機のみ)
→ 予想:カーチスタービン(ノズル翼列配置+圧力速度変化の略図)が最有力(2回出題・4回空き)。次点で過熱蒸気使用の利点(2回・3回空き)、速度線図の記号(1回・5回空き)
問1㈡(蒸気タービン副問・三級機のみ)
→ 予想:動翼のシュラウド+衝動/反動タービンの断面形状が最有力(2回・3回空き)。次点でロータの危険速度(2回・5回空き)、主復水器の汚れ・掃除(1回・5回空き)
問1㈢(ガスタービン・三級機のみ)
→ 予想:GT用語3つの説明が最有力(3回・3回空き)。次点でGTの正誤2つ+下線部訂正(1回・4回空き)、GT特長の穴埋め(2回・6回空き)
問2㈠(ディーゼル機関の性能・共通)
→ 予想:複合サイクル系(p-V線図・締切比・熱サイクル穴埋め)が最有力(4回・2回空き)。次点で四サイクル過給機関の弁重なり(1回・3回空き)、最高圧のふぞろい(1回・11回空き)
問2㈡(共通)
→ 予想:クランク室爆発が最有力(2回・5回空き)。次点でタイロッド(2回・4回空き)、インジケータ線図(1回・3回空き)
問3㈠(DE構造詳細・共通)
→ 予想:連接棒(大端部形状・中心線の不正)が最有力(2回・3回空き)。次点で回転弁式始動装置の図(1回・11回空き)、燃料制御機構の図(1回・12回空き)
問3㈡(共通)
→ 予想:ボッシュ式燃料噴射ポンプの図が最有力(1回・8回空き)。次点でクランク室内部の点検事項(1回・11回空き)、空気冷却器・冷却清水の管理(1回・6回空き)
※排気タービン過給機はR8/7で出たばかりですが、別設問(給気圧が高い原因・固形物洗浄)での連続出題もあり得るため捨てないでください
問4㈠(D形水管主ボイラ・三級機のみ)
→ 予想:蒸気ドラム内・水ドラム内の設置物+仕切板・ハンドホールが最有力(3回・3回空き)。次点で安全弁(1回・4回空き)、燃焼装置のバーナ(1回・11回空き)
問4㈡(三級機のみ)
→ 予想:ボイラ清浄剤(リン酸三ナトリウム・ヒドラジン)が最有力(2回・8回空き)。次点でスートファイヤ(2回・4回空き)、水処理(空気の分離・リン酸三ナトリウムの注意/1回・7回空き)
問5㈠(補助ボイラ・三級内のみ)
→ 予想:補助ボイラ+排ガスエコノマイザの系統図/穴埋めが最有力(2回・9回空き)。次点で安全弁の揚弁装置(1回・3回空き)、補助ボイラの正誤2つ(1回・8回空き)
問5㈡(三級内のみ)
→ 予想:吹出し(水面/底部+弁・内管の取付図)が最有力(2回・6回空き)。次点で振動燃焼(2回・4回空き)、プライミング(1回・7回空き)
問6㈠(プロペラ・共通)
→ 予想:プロペラ穴埋め(キー付き/キーレス+ピッチ比)が最有力(3回・3回空き)。次点で羽根断面形状の図(2回・7回空き)、プロペラ略図(ウォッシュバック等/1回・8回空き)
問6㈡(軸系・共通)
→ 予想:油潤滑式船尾管及びプロペラ軸が最有力(2回・5回空き)。次点で軸系の浮心検査・スラスト軸受調整・電食防止(2回・4回空き)、ミッチェルスラスト軸受の図(1回・9回空き)
キ2の出題予想(R8/10向け)
問1㈠(ポンプ)
→ 予想:軸流ポンプが最有力(2回・3回空き)。次点で往復ポンプ(3回・2回空き)、外接歯車ポンプの半径方向スラスト(1回・8回空き)
問1㈡(冷凍・清浄機・補機)
→ 予想:圧縮空気装置が最有力(1回・6回空き)。次点で低圧造水装置(1回・5回空き)、リキッドバック(1回・9回空き)
※遠心油清浄機はR8/4で出たばかりですが14回中4回の最頻出テーマなので、優先度は下げつつ捨てないでください
問2㈠(電気計算)
→ 予想:単相交流負荷の計算(450V・10A・3.6kW)が最有力(2回・4回空き)。次点で抵抗とリアクタンスの並列回路計算(1回・7回空き)、ベクトル線図(1回・9回空き)
問2㈡(電動機・発電機)
→ 予想:三相誘導電動機の1相断線が最有力(3回・3回空き)。次点でシーケンス制御回路の図(1回・8回空き)、ブラシレス同期発電機の基本回路図(1回・9回空き)
問3㈠(計測・半導体)
→ 予想:回路計(テスタ)の抵抗測定が最有力(3回・12回空き)。次点でトランジスタの正誤訂正(1回・9回空き)、電気図記号(1回・7回空き)
問3㈡(自動制御)
→ 予想:自動制御装置の検出部・調節部・操作部が最有力(1回・13回空き)。次点でガラス製棒状温度計(1回・6回空き)、伝達装置の機能(1回・7回空き)
問4㈠(工具・配管)
→ 予想:船舶用配管系統の図記号が最有力(3回・7回空き)。次点で弁の名称の由来(2回・3回空き)、Vベルトの正誤(1回・7回空き)
問4㈡(甲板機械・計器)
→ 予想:ブルドン管圧力計(誤差原因・振れを小さくする方法)が最有力(2回・4回空き)。次点で油圧装置の弁3つ(1回・6回空き)、機械部品・工具の略図(1回・5回空き)
キ3の出題予想(R8/10向け)
問1㈠(燃料油・潤滑油)
→ 予想:燃料重油の処置3つ(水分・夾雑物・硫黄分)が最有力(2回・8回空き)。次点で灰分(1回・9回空き)、動粘度・油性(1回・10回空き)
問1㈡(力学・熱・材料)
→ 予想:熱の移動の穴埋め(伝導・伝達・対流・放射)が最有力(1回・11回空き)。次点で船体が受ける抵抗(1回・12回空き)、カルノーサイクルT-s線図(1回・5回空き)
問1㈢(用語・材料)
→ 予想:鋼の焼なまし/焼もどしが最有力(各1回・5回/4回空き)。次点で炭素鋼の機械的性質(1回・9回空き)、荷重(衝撃・交番/1回・7回空き)
問2㈠(機械製図)
→ 予想:「めねじ」の図示が最有力(2回・4回空き)。次点でねじの略図の穴埋め(1回・9回空き)、材料記号の穴埋め(1回・8回空き)
問2㈡(計算問題)
→ 予想:正味熱効率が最有力(1回・13回空き)。次点でボイラ効率(1回・7回空き)、船速と燃料消費量(1回・9回空き)
シの出題予想(R8/10向け)
問1㈠(当直・法規)
→ 予想:当直交代時の確認事項が最有力(3回・4回空き)。次点で入渠中の注意事項(1回・6回空き)、整備作業の一般的注意(1回・8回空き)
問1㈡(燃料油・潤滑油管理)
→ 予想:機関日誌が最有力(1回・13回空き)。次点で海洋汚染の防止(スラッジ・廃プラ/1回・7回空き)、燃料油タンク間の移送(1回・8回空き)
問2㈠(応急工作)
→ 予想:アーク溶接が最有力(2回・3回空き)。次点で機関室の浸水(4段階の処置/2回・6回空き)、チューブエキスパンダ・リーマ(1回・8回空き)
問2㈡(安全・環境)
→ 予想:高所作業の災害防止が最有力(2回・9回空き)。次点で呼吸用保護具の穴埋め(1回・13回空き)、酸素欠乏のおそれのある場所での作業(1回・7回空き)
予想に関係なく必ず仕上げる「保険プラン」
R8/7は新規テーマが多い回でしたが、Aランクの頻出テーマを落とさないという基本戦略は変わりません。むしろ直近2回で出ていない最頻出テーマが、次回の最有力候補になります。
R8/10向け|予想に関係なく仕上げる最低セット
・複合サイクル(p-V線図・締切比)(14回中4回/2回空き)
・クランク室爆発(2回/5回空き)
・プロペラ穴埋め(キー付き/キーレス)(3回/3回空き)
・タイロッド、連接棒、油潤滑式船尾管
キ1(三級機のみ)
・ボイラのドラム内設置物(3回/3回空き)
・ボイラ清浄剤・水処理(清浄剤2回/8回空き)
・GT用語3つの説明(3回/3回空き)
・カーチスタービンの略図
キ1(三級内のみ)
・補助ボイラ+排ガスエコノマイザの系統図(2回/9回空き)
・吹出しの弁・内管取付図(2回/6回空き)
キ2
・三相誘導電動機の1相断線(3回/3回空き)
・回路計テスタの抵抗測定(3回/12回空き・要警戒)
・配管系統の図記号(3回/7回空き)
・軸流ポンプ、単相交流負荷の計算、ブルドン管圧力計
キ3
・計算公式8つを全部一周(R8/7は後回し扱いの線膨張が出題)
・「めねじ」の図示(2回/4回空き)
・燃料重油の処置3つ(2回/8回空き)
シ
・当直交代の確認事項(3回/4回空き)
・アーク溶接(2回/3回空き)
・高所作業の災害防止(2回/9回空き)
「直近2回で出ていない最頻出テーマ」が、そのまま次回の最有力候補になります。なかでも回路計テスタ・配管系統の図記号・三相誘導電動機1相断線・ボイラのドラム内設置物は、次回1問は出る前提で準備しておいてください。
乗りながら勉強する人への最短ルート
























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第1週:キ1の丸暗記(1日30〜40分×7日)
Day1:問2㈠ 複合サイクルp-V線図 + 問2㈡ クランク室爆発・タイロッド
Day2:問3㈠ 連接棒・始動装置 + 問3㈡ 排気タービン過給機(サージング)
Day3:問6㈠ プロペラ穴埋め(キー付き/キーレス/ピッチ比)+ 問6㈡ 油潤滑式船尾管
Day4:【三級機】問1㈠ カーチスタービン+タービン3種類 + 問1㈡ ロータ危険速度・動翼シュラウド
Day5:【三級機】問1㈢ GT用語3つ+GT作動流体+GT特長穴埋め
Day6:【三級機】問4㈠ ボイラ構造 + 問4㈡ ボイラ水管理・清浄剤
Day7:【三級内】問5㈠ 自動燃焼制御・マンホールドア開放注意事項 + 問5㈡ 吹出し・振動燃焼・ボイラ水管理
第2週:キ2+キ3+シの暗記(1日30分×7日)
Day8:キ2問1 ポンプ(往復+うず巻+軸流の基本)
Day9:キ2問1㈡ 冷凍装置p-h線図+遠心油清浄機
Day10:キ2問2㈠ 電気計算(インピーダンス・力率・ベクトル図)
Day11:キ2問2㈡ 三相誘導電動機(1相断線・すべり)+同期発電機並行運転
Day12:キ2問3(回路計テスタ・アースランプ・自動制御用語)+ 問4(配管図記号・弁の名称・工具・電動油圧操舵装置)
Day13:キ3問1(潤滑油・燃料油・材料・摩擦・用語説明)
Day14:キ3問2(製図+計算公式8つ)+ シ(当直交代・応急工作・安全)
第3週:記述練習+過去問(1日30分×7日)
Day15-17:最重要テーマを自分の言葉で書く練習(p-V線図・クランク室爆発・ボイラ構造)
Day18:計算問題の公式確認+例題3問
Day19-21:直近6回分の過去問を通しで解く
崩れた日の最低メニュー
乗船中は、毎日きれいに30分取れるとは限りません。疲れて何もしたくない日は「今日は何もしない」ではなく、最低メニューだけ回してください。
10分しかない日のメニュー
② 答案の型で3文だけ書く(クランク室爆発 or ボイラ構造)
③ 前日に間違えた計算式を1つだけ見直す
3級は長時間勉強する日を作るより、止まらない日を増やしたほうが受かりやすいです。
試験当日の持ち物と使える器具
試験当日に持ち込めるものを事前に把握しておくと、勉強段階から準備ができます。
3級機関|筆記試験の持ち込み可能なもの
※3級機関の筆記には英語科目がないため、辞書の持ち込みは不要です。詳細は受験する地方運輸局の最新案内を確認してください。
口述試験:海技試験六法(成山堂)または海事六法(海文堂)1冊
電卓は2,000〜3,000円程度の一般的なもので十分です。計算問題では√(ルート)を使う場面があるので、ルート機能付きのものを用意しておいてください。
4級から受けたい人はこちら。
4級海技士(機関)の出題傾向
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4級海技士(機関)筆記試験の頻出テーマと勉強法|過去問14回分析
4級海技士(機関)筆記試験の過去問12回分を全問分析し、科目別の頻出テーマをランク付けしました。四級機と四級内の違い、計算問題の解き方、乗船中の最短勉強ルートまで解説します。
続きを見る
5級から受けたい人はこちら。
5級海技士(機関)の出題傾向
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5級海技士(機関)筆記試験の頻出テーマと勉強法|過去問14回分析
5級海技士(機関)筆記試験の過去問12回分を全問分析し、科目別の頻出テーマをランク付けしました。五級機と五級内の違い、計算問題の解き方、乗船中14日間の最短勉強ルートまで解説します。
続きを見る
まとめ
この記事のポイント
- 3級は4級より記述の深さと範囲が広がるが、14回分の過去問で明確なローテーションパターンがある
- 全科目受験なら各科目50%以上+合計65%以上、科目免除ありなら各65%以上が合格基準
- キ1は複合サイクル(4回)、ボイラ構造(8回)、ボイラ水・水処理(7回)が超頻出
- キ2は同じ問題がそのまま繰り返される傾向が強い(三相誘導電動機7回、冷凍p-h線図4回、電動油圧操舵装置4回)
- 記述答案は「型」を決めておくと崩れにくい(安全系は原因→現象→処置→予防)
- 頻出テーマに絞れば、乗船中1日30分×3週間で「最低限の一周」が可能。合格ラインを狙うなら、この土台に過去問演習を追加する
- 直近2回の出題は同じ形式では出にくい傾向があるが、ボイラ構造のように連続出題される分野もあるため完全に捨てない
- 毎回7〜8問は前例のない新規テーマが入るため、予想で拾えるのは多くても7割。「最低セット」を先に仕上げてから予想テーマを追加する
筆記合格後の流れ
筆記試験に合格すると、口述試験に進みます。口述試験の実施日は筆記試験の合格発表日にあわせて掲示されます。筆記合格の有効期間は15年間なので、すぐに口述を受けられなくても問題ありません。
一部の科目だけ合格した場合は「科目合格」として3年間有効です。次回以降、その科目を免除して受験できます。
※この記事は過去問14回分(R5年4月期〜R8年7月期)の分析と、船員コミュニティの口コミをもとに構成しています。口コミ部分は投稿者の主観であり、すべての職場に当てはまるものではありません。出題傾向は変更される場合があります。最新の試験情報は国土交通省・地方運輸局の公式サイトでご確認ください。