この記事はこんな方におすすめ
- 「自分の労働時間を自分で記録しておきたい」
- 「何かあった時のために証拠を残しておきたい」
- 「会社のシステムとは別に、自分の記録を持っておきたい」
自分の労働時間、自分で記録してますか?









2022年4月の船員法改正で、船舶所有者には労働時間の記録・管理が義務化されました。労働時間管理システムを導入している会社も増えています。
でも、会社のシステムに記録されたデータは、あくまで会社のものです。
このアプリは、会社のシステムとは別に、自分の労働時間を自分の端末だけに記録するためのツールです。普段は使わなくてOK。お守りみたいなものです。
インストール不要。URLを開いて、ホーム画面に追加するだけで使えます。
始め方(3ステップ)









ステップ1:URLを開く
iPhoneの方はSafari、Androidの方はChromeで上のリンクを開いてください。
iPhoneの方はSafariで開いてください。ChromeやLINEのブラウザで開くと、ホーム画面に追加できません。
ステップ2:ホーム画面に追加
iPhoneの場合:
Safariの画面下にある共有ボタン(□に↑のマーク)をタップ → 「ホーム画面に追加」を選ぶ → 「追加」をタップ。
Androidの場合:
Chromeの右上の「⋮」メニュー → 「ホーム画面に追加」を選ぶ。
これでホーム画面にアプリのアイコンが追加されます。次からはこのアイコンから開けます。
ステップ3:記録する
作業が始まったら「作業開始」ボタンをタップ。終わったら「作業終了」をタップ。
作業内容を確認して保存ボタンを押す。これだけです。
作業の種類は後から変えられますし、時間の修正もできます。まずは「ボタンを押す」だけ始めてみてください。
「航海勤務記録」でできること









ワンタップで記録開始・終了
画面の大きなボタンを押すだけで、作業開始と終了を記録できます。
作業の種類(当直・荷役・出入港など)は後から変えられるので、忙しい時はとりあえずボタンだけ押しておけばOKです。
途中で作業内容が変わった時は「種別切替」ボタンで、荷役→整備のように切り替えもできます。
後から入力もできる
ボタンを押し忘れた日や、まとめて記録したい時は、時間を手入力することもできます。
時間は時と分をそれぞれ選ぶだけ。キーボード入力は不要です。
夜勤で日をまたぐ場合も、25時・26時のように入力すれば自動で翌日分に振り分けてくれます。
写真も一緒に残せる
作業中の写真を記録に添付できます。写真の撮影日時(EXIF情報)を自動で読み取って、「この写真はこのセグメントの時間内に撮られたものか」を照合します。
写真の時刻ソースは、サムネイルに 📷(EXIFの撮影時刻)/ 📁(ファイルの更新時刻)の絵文字で区別表示されます。LINE経由で受け取った画像など、EXIFが消えている場合は📁になるので、証拠として使うときは📷の写真の方が強いと一目で分かります。
写真は端末の中に保存されます。アプリが外部に自動送信することはありません。
なお、船内・港湾・荷役設備・他人の顔・会社資料などが写る写真は、会社規程・守秘義務・安全管理上の問題になる場合があります。証拠目的でも、撮影範囲には注意してください。
GPS位置情報を記録できる
「現在地を追加」ボタンで、今いる場所の緯度・経度を記録できます。
「この日、この港にいた」ことの裏付けになります。任意なので使わなくてもOKです。
改ざんを多層的に検知
労務紛争で記録が証拠として通用するかは、後から書き換えられていないことを証明できるかにかかっています。本アプリはSHA-256ハッシュを使って、複数の層で改ざん検知をかけています。
① 日別ハッシュ
保存するたびに、その日の記録内容(時間・写真・GPS・メモ)から「指紋」のようなハッシュ値を生成します。記録を1文字でも書き換えると、この指紋が変わります。
② 編集履歴チェーン
記録を後から修正した場合は、修正日時・修正理由・修正前のハッシュ値を履歴として残します。「何月何日に、何の理由で、どこを変えたか」が時系列で残るので、後から自分で説明できます。
③ 写真本体のハッシュ
写真を追加した時点で、画像ファイルそのもののSHA-256を計算して保存します。後から別の画像に差し替えても、ハッシュが一致しないので検知できます。
④ バックアップファイルの改ざん検知
JSONバックアップを書き出すときに、各レコードのハッシュをファイル内に埋め込みます。バックアップを別端末で読み込む時に再計算して照合するので、エクスポート後にJSONを編集してインポートし直しても、改ざん警告が出ます。
※ハッシュはあくまで「記録内容が後から変わっていないかを確認しやすくする仕組み」であり、裁判・行政手続における証拠評価を保証するものではありません。
安全臨時労働・緊急作業にも対応
船員法に基づいて、作業を3つに分類できます。
通常労働(当直・荷役・出入港など)は、1日14時間・週72時間の上限チェック対象です。
安全臨時労働(船員法64条1項)は、労働時間としては記録しますが、14時間・72時間の上限チェックからは除外されます。
緊急作業(人命救助等)(船員法68条1項)は、労働時間にカウントされません。別枠で記録されます。
電波がなくても使える
海の上でもオフラインで動きます。一度ホーム画面に追加すれば、電波がなくても起動・記録・保存のすべてが使えます。
データは端末の中に保存され、アプリが自動で外部サーバーに送信することはありません。バックアップは自分の操作で行います。
端末のデータ保全(永続ストレージ要求)
iPhoneのSafariでは、一定期間サイトを開かない場合、IndexedDBやLocalStorageなどの保存データが削除対象になることがあります(Appleの仕様)。
ただし、ホーム画面に追加したWebアプリはSafari本体とは別扱いになり、WebKit上は7日制限の例外として扱われます。本記事の手順どおりホーム画面に追加していれば、Safariで普通に開くより安全です。
さらに本アプリは、起動時にブラウザへ「永続ストレージ」を要求します。出力タブ下部に「🛡️ 永続化要求済み」と表示されていれば、ブラウザに対して保存データを消されにくくする要求を行った状態です。
それでも、端末の容量不足・OS挙動・機種変更などでデータが失われる可能性はゼロではありません。100%の保証ではないので、定期バックアップは必須です。
バックアップも簡単
端末の故障や機種変更に備えて、記録データをワンタップでバックアップできます。
LINEで自分に送る、メールで送る、Google Driveに保存するなど、端末の共有機能がそのまま使えます。
7日以上バックアップしていないと、画面にリマインドが表示されます。iOSの7日ルールと合わせて、バックアップは週1回が目安です。
週次・月次で自動集計
記録したデータは「集計」タブで確認できます。
週次集計:1週間の労働時間を日ごとに棒グラフで表示。72時間を超えると警告が出ます。残業時間と概算残業代も表示されます(本給を入力した場合)。
月次カレンダー:月ごとの労働時間をカレンダー形式で表示。色の濃さで労働時間の多い日が一目で分かります。
データの書き出し
「出力」タブから、記録データを3つの形式で書き出せます。
CSV:Excelで開ける形式。日付・作業種別・開始終了時刻・労働時間などを一覧で出力します。
JSON:データのバックアップ用。別の端末に移したい時に使います。各レコードに改ざん検知用のハッシュが埋め込まれます。
証拠用HTML(PDF化可能):1日1ページで、セグメント・メモ・写真・GPS・ハッシュ値をすべて含むHTMLファイルを出力します。PCのChromeやEdgeで開いて「印刷 → PDFとして保存」を選べばPDF化でき、紙で保管することもできます。
よくある質問
Q. 会社にバレない?
外部サーバーへの送信をしない設計なので、会社のシステムに自動共有されることはありません。データは端末の中にだけ保存されます。
Q. 乗船中、アプリを開かなかったらデータは消える?
iPhoneの場合、Safariの仕様で一定期間開かないサイトの保存データは自動削除の対象になることがあります。ただしホーム画面に追加したWebアプリはこの制限の例外として扱われるため、本記事の手順どおりホーム画面追加で運用していれば、Safariで普通に開くより安全です。
本アプリはさらに「永続ストレージ要求」でこの対象から外れるよう設定しますが、ブラウザの判断や端末容量・OSの挙動次第なので、100%の保証はありません。
確実に守るなら、乗船前に必ずJSONバックアップを取り、LINEやメールで自分宛に送っておくことです。アプリ内に「7日経過バックアップリマインド」が出るので、目安はそれに合わせてください。
Androidは基本的に1週間ルールはありませんが、ストレージ逼迫時に削除される可能性はゼロではないので、バックアップ習慣は同じです。
Q. 機種変更したらデータは消える?
端末を変えるとデータは引き継がれません。機種変更の前に「出力」タブからJSONバックアップを取って、新しい端末でインポートしてください。日頃からバックアップの習慣をつけておくと安心です。
Q. 複数アカウントで使えますか?
使えます。ヘッダーのアカウント名をタップすると、新規アカウントを追加・切替できます。アカウントごとにデータベースが完全に分離されるので、互いの記録が混ざることはありません。
メインの船と臨時乗船を分けたい、転職前後の記録を別管理したい、といったケースで使えます。
Q. 会社の労働時間管理システムと併用できる?
できます。むしろ併用をおすすめします。会社のシステムには会社のルールで記録し、このアプリには自分の記録を残す。2つの記録を照合できる状態にしておくことが大事です。
Q. 写真やGPSは必須?
任意です。使わなくてもOK。ただし「何かあった時」を考えると、写真やGPSがあると後で事実関係を照合しやすくなります。
Q. 料金は?
無料です。広告もありません。
まとめ
この記事のポイント
- 会社のシステムのデータは会社のもの。自分の記録は自分で持つ
- ワンタップ打刻+後から入力の両方に対応
- SHA-256ハッシュを4層(日別・編集履歴・写真本体・バックアップ)で改ざん検知
- iOSの7日ルール対策として永続ストレージ要求+7日経過リマインド
- 電波がなくても使える。データは端末内のみ。外部送信なし
- 普段は使わなくてOK。お守りとして持っておく
何かあってからでは遅いです。記録がなければ、なかったことにされます。
まずはホーム画面に追加して、1日試してみてください。
※本アプリは個人の記録・参考用であり、船員法に基づく公式の労務管理記録簿の代替ではありません。表示される基準値(1日14時間・週72時間等)は船員法の一般的な規定に基づくものであり、労使協定・就業規則等により実際の基準と異なる場合があります。

