こんにちは。船員くんです。(@tankerkun)
「船の資格を取ってから就職したほうがいいの?」
「6級よりも短大に行って4級を取ったほうがいい?」
「就職してから資格を取る予定だとだめ?」
こういった悩みに答えます。
機関部に行きたい場合は学校で資格を取るのがおすすめ!


そもそも求人数が圧倒的に少ない
資格を取ってからの就職をすすめる理由は求人数にあります。
甲板員と違って、無資格機関員の求人は少ない傾向にあります。
求人があった場合でも、機関員と司厨を兼務しなければならなかったりします。
実務ではなかなか出来ない経験ができる
航海中にエンジンをばらして整備することはまずありませんが、
学校に行った場合このようなことも勉強できます。
知らない人よりも、「知っている」だけで大きなアドバンテージになるので
学校に行くのがおすすめです。
20代~30代なら短大で4級海技士を目指そう
もし20代か30代で機関部に行きたい場合は
短大に行って4級海技士の取得をおすすめします。
短大の学費はもちろんかかりますが、就職して1年もあれば元が取れます。
また短大を出た場合、優良と言われる会社に就職できる可能性が上がります。
40代以上なら尾道で6級海技士の取得がおすすめ
もし40代以上であれば尾道海技大学校がおすすめです。
学費等もろもろで70万~必要になりますが、こちらも就職してから1年もあれば元が取れます。
甲板部の場合はケースバイケース


学校に行くメリット
ポイント
- 優良な会社に入りやすい
- 良い労働条件で雇用してもらいやすい
- 同じ環境で働く仲間ができる
学校に行くデメリット
ポイント
- 学校に行っている間、収入が無い期間ができる
- 学費がかかる
20代~30代の場合
短大に行って4級の取得をおすすめします。
また、在学中に3級や2級の勉強を並行して行っておくとさらにいいです。
もし時間やお金があまりない場合でも、尾道海技大学校に行って6級海技士の取得を目指すのをおすすめします。
40代以上の場合
尾道海技大学校に行って6級海技士の取得がおすすめです。
ただ、40代でも短大から来る未経験の人が居るので、
やる気があるなら短大に行くのもありです。
学校に行く時間やお金の余裕がない場合
実際に働きながら乗船履歴をためて海技士の取得を目指しましょう。
タンカーなどの大型船の甲板員は無資格でも求人が出てます。
たまに平水船の募集も出てますが、できれば平水がおすすめです。
また、フェリーや漁業取締船などは一括公認のため、
休暇中も乗船履歴として換算されるため履歴が貯まるのが早いです。
運輸局に行って求人を検索して応募しましょう。
ポイント
6級海技士取得までに必要な乗船履歴は2年間、
3級海技士~5級海技士取得までに必要な乗船履歴は3年間です。
資格勉強に関しては、講習に行ってもいいですが、
独学でも十分取得可能なので、
定期試験を受けれるタイミングがあれば積極的に受験しましょう。
【ハードモード】無資格で入社するのは覚悟が必要


すべての会社がそうではないですが、
無資格未経験者を募集している会社は慢性的に人が足りていないことが多く、
船内の人間関係が良くないことも多いです。
そんな中に何もわからない状態で入っていくのは大変です。
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そんな中でも人間関係に恵まれたり、
仕事が楽しいと思えれば続ける事ができます。
また、転職も容易な業界なのであまり気負いせずに飛び込んでみてもいいと思います!