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船員(船乗り)の仕事内容はつらい?危険できつい?

こんにちは。船員くんです。(@tankerkun)

この記事は船員の仕事を知りたい人に向けて作成してます。

「船員(船乗り)の仕事内容に興味がある。船の仕事はやっぱり危ないの?1日の労働スケジュールはどんな感じ?』

 

こういった疑問に答えます。

 

船員の仕事は正直「つらい」です

 

船員の仕事に興味があってこの記事を読んで頂いてる中で、大変申し上げづらいですが船員の仕事は超絶つらいです。

「どんなところがつらいの?」と思われると思いますが、全部きついです。笑

 

具体例をいくつか挙げると、

 

・2ヶ月〜6ヶ月(長ければ1年!)家に帰れない

日本国内で貨物を運んでいる船では、

大体2ヶ月〜3ヶ月間乗船して20日間〜1ヶ月間陸上休暇の会社が多いです。

ただ、船員の休暇がまともに回ってない船の場合

6ヶ月とか1年とか乗船しっぱなしのパターンもあります。

 

・自由がない

乗船中は基本的に自由がないです。

コンビニに行きたくてもすぐには行けないし、

マックが食べたくなっても食べれません。

 

スマホの電波も陸から20マイルぐらい離れていれば届きません。

Googleでの調べ物もTwitterもLINEもソシャゲも全部できません。

あらかじめダウンロードしていた動画を見るか、本を読むぐらいはできます。

 

・職場の人と24時間一緒

陸上の仕事では就業時間が終わればプライベートな時間ですが、船員は24時間職場の人と一緒です。

朝起きて歯を磨く時も、ご飯を食べる時も、トイレに行くときも、お風呂に入る時も常に気を使います。

 

・まともな睡眠がとれない

船の中では4時間働いて8時間休んで、また4時間働いて8時間休む

労働形態がとられています。

ただ、8時間の休みがまるまる休めるわけではなく、

貨物の積み下ろしの荷役作業、船内掃除、船体整備等の仕事が入ってきます。

また船内ではエンジンが常に動いているため、ベッドの上でも振動や音がします。(トラックの車内が近いと思います)

上記の理由から睡眠が確保できず睡眠不足になります。

 

船員に転職する前からある程度調べて、仕事がきついと理解した上で転職しましたが想像より遥かにきつかったです。

 

陸上の仕事でもつらい仕事は沢山ありますが、

僕は陸上で働いていた時よりも船で働いてる方が何倍もつらいと感じました。

 

船の上は危険がいっぱいです

 

船の仕事をしていて「危ないな」と思うことは多々あります。

 

船の仕事の死亡事故の原因として、

  • 海中転落
  • ロープに巻き込まれ
  • 貨物の下敷き
  • タンク内で酸欠
  • 航海中の衝突事故などがあります。

 

僕の働いていた船では死亡事故こそありませんでしたが、

係船機(岸壁と船を繋ぐロープを出したり巻いたりする機械に

手を挟まれて指が無くなってしまったり、

時化で船が大きく揺れた際に転倒して血だらけになったり、

船と岸壁の間の海中に落ちそうになったりと

怪我や危ないことがたくさんありました。

 

実際、陸上労働者に比べて船員の死傷災害発生率は4倍高く、

死亡災害発生率に至っては15倍高いデータが出てます。

参考リンク

https://www.mlit.go.jp/common/001274451.pdf

 

船員の仕事内容と1日のスケジュール例

 

船員の仕事内容は甲板部・機関部・事務部などに分かれていますが、

甲板部の甲板員の仕事内容例とスケジュールをお伝えします。

 

無資格や未経験から甲板部に採用されるとまず甲板員として働くことになると思います。

甲板員は、士官や甲板長の指示のもとで

  • 航海ワッチ
  • 甲板作業
  • 荷役作業
  • 出入港作業
  • 船内掃除などを行います。

難しく聞こえますが、簡単に言うと雑用などを含めなんでもやります。

特に乗船したばかりであれば掃除や雑用が仕事のメインになります。他の仕事は教えてもらいながら少しずつ覚えていく感じです。

なので、掃除や雑用は手を抜かずに自分から積極的に行っていく事が大切です。

 

1日のスケジュールは

航海ワッチ 4時間×2回

船内外作業、雑用等 1〜2時間

その他自由時間

上記の他にタンカー等で荷役がある日は

出入港作業 1時間

荷役作業 3時間〜8時間

が追加されます。

 

航海ワッチと荷役が上手い具合に組み合わさると

1日16時間以上の労働になることもあります。

 

仕事をしていて楽しいこと【船員のメリット】

 

船員の悪い話ばかりでしたが、僕が「船員に転職してよかった」

思ったことをご紹介します。

 

・約1ヶ月のまとまった休みが取れる

長期休暇を利用して旅行に行ったり、

友人の休みに合わせて遊びに行ったり、

何もせずダラダラ過ごしてみたり、

思いっきり趣味の時間に使うことができます。

 

・お金が貯まる

パチンコや競馬、酒タバコ、風俗などに興味がなければ間違いなくお金が貯まります。

実家暮らしであれば1年間で200万〜300万貯金できると思います。

 

・行った事が無い場所に行ける

船の種類にもよりますが、沖縄から北海道まで日本全国の港に行くことが出来ます。

船の仕事が休みであれば、その土地の名産品を食べたり観光したりできます。

 

・いつでも転職できる

内航船は人材不足が続いていて、「仕事が無い」ということが無いです。

僕の体感ですが、1番最初にコロナが流行った時でさえ求人数に変化はありませんでした。

海技士免許や船舶料理士、調理師免許等の資格があれば会社はある程度選び放題です。

また、30代40代の未経験でも簡単に船員になることができます。

なんと50代の未経験で船員になった方もいます。

陸上ではなかなか考えられないですが、船に乗る大きなメリットだと思います。

 

・釣りができる

アンカー中や岸壁に係留してれば釣りできます。

それも今までいった事がない場所で釣りができるので、

釣った事がない魚もたくさん釣れます。

良い司厨が船に乗ってれば、釣った魚を捌いて食べさせてくれたりします。

 

・自然がいっぱい

航海中には海がたくさん見れます。笑

トビウオやマグロなどの魚はしょっちゅう見れますし、

運が良ければイルカの群れや鯨を見ることができます。

 

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