船員に転職して初乗船から10日目までに感じたこと

乗船前・乗船初日から実際乗船して10日目までの感じたことを殴り書きしていきます。（タンカー）

乗船日が決まるのが急

乗船1週間前ぐらいに「多分来週ぐらいで乗船してもらいます」との連絡がありました。

実際に確定の連絡が来たのが2日前でした。

不定期航路なので仕方ないようです。実際乗船してみて、次の荷物が決まるのが2日前とかなので納得しました。

何を持っていけばいいのかわからない

何か特別必要なものありますか？と会社の方に聞いたところ「とりあえずシャンプーとか着替えだけ持ってきて」と言われたのですが、自分なりに調べて必要最低限のものを持っていきました。

多分着替えとシャンプーだけだったらものすごく不便な生活を強いられてたと思います。笑

必要なものは以下のnoteから確認できます。

乗船場所までの移動が楽しい

遠方での乗船だとおそらく新幹線か飛行機での移動になると思います。

あまり乗る機会がないので楽しいです。笑

乗る船を見て感動する

プレジャーボートは比にならないぐらい大きな船に乗れます。

船の中で迷う

居住区は各階同じような作りで、迷います。

音のプライバシーゼロ

部屋に扉はあるのですが、カーテンを閉めるだけなので

音は丸聞こえです。テレビの音やアラームの音、

缶ビールを開けた音なんかも聞こえます。笑

神経質な人は苦労するかもしれません。。

トイレのドアは閉められる

居住区には当然トイレがあるのですが、大便器の個室扉は常に解放されてます。

普通に閉めようとしても扉は動きません。

乗船3日目ぐらいまではドアを開けっ放しで用を足すものだと思い

開けっ放しでしてました。

4日目でトイレドア上部にストッパーが有ることに気づき

閉めて用を足すようになりました。笑

開けっ放しの時に誰にも見られなくて本当に良かったです。

方言がわからない

仕事の特性上いろいろな地方の方が乗船しています。

当然方言で話をするのですが、訛りがきつい方だと

内容が50％ぐらいしか理解できません。

聞き返すのも悪いと思い、笑顔で相槌をうってます。

何をすればいいか、何をしていいかが分からない（※重要）

10日間で1番ストレスを感じたのがこれです。

仕事にしても、船内生活にしてもわからないことだらけです。

むしろ何も知りません。

「誰かに聞けばいいじゃん」って思うかもしれませんが、

誰に聞けばいいかもわからないんです。。

多分、周りをよく見てうまいことやるしかないです。

本当に寝れない

寝れません。まず、船のエンジン音で寝れません。

耳栓必須です。

船の揺れで寝れません。

緊張感で寝れません。

8時間毎にワッチがあるので、長時間寝れません。

さらにワッチの間に荷役が入ってきたりします。

睡眠時間4時間とか普通にあります。

陸上みたいに10時間まとめて寝たりはまずできないので

そこは覚悟したほうが良いです。

お菓子とかお酒は普通に楽しめる

3日おきぐらいに、食事の材料を司厨長が買い出しに行くのですが、

その時に必要なものを頼めば買ってきてくれます。

みんな結構ビールとか飲んでます。あと甘いものが好きな方が多い気がします。

結構力仕事

荷役作業のバルブの開放とか結構疲れます。

ねじ回すのとか結構疲れます。

ワッチは4時間立ちっぱなしです。

甲板は走ります。

最初の1週間は筋肉痛でした。

でも50代の先輩でもできる仕事です。

きっと慣れます。

油まみれ

荷物がガソリンなので油まみれになります。

結構汚れ仕事です。

釣りができる

沖にアンカーを打って待機する時間があるのですが、

釣りができます。なんていい仕事。

いろんな人がいる

年代も出身もバラバラないろいろな人が乗ってます。

当然人間だから相性が合う合わないがあります。

癖の強そうな人もいますし、毎回休憩の時にコーヒーをおごってくれる優しい先輩もいます。

陸上の仕事も人間関係は退職理由の1位です。

「船だから特別」って感じは今のところないです。

思ってた程悪くない

未経験で飛び込むからには、結構な地獄を覚悟してました。

でも実際は、気のいい先輩方に仕事を教えてもらいながら日々勉強の毎日です。

当然仕事なので怒られることもあります。

特に危険物を扱ってるので間違えたら死にかかわります。

ですが暴力を振られるわけでもないし、怒る方も大変なのは理解してます。

環境には恵まれたと思います。

こんな感じであっという間に10日過ぎました！

大変だけど充実してます！